2022年1月12日水曜日

何度でも、濁河川兵衛谷

 もう何度この谷と戯れたのか。でも何度訪れても胸は高鳴り鼓動は押さえられない。いつまでも色あせることのないような初恋。それが僕にとっての濁河川兵衛谷だ。訪れるたびに新しい発見がある。

2019年しまとーと巡った被災箇所の点検遡行。そして2021年、洞くんを誘って完全遡行に臨んだ。

今回はあれこれ細かく記す必要はない。やっぱり好きです、兵衛谷が。小坂に生まれてよかったと思うその理由のひとつ。かの谷は僕に与え、包み、そしていつも最後に問う。「お前は何者か」であると。僕は答える。「あなたの子」と。その純粋で素朴で一見無意味な問答を繰り返すが如く幾度もこの谷へと、足を運ぶのである。






















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