2018年3月11日日曜日

ひょーばくへ

ひさしぶりのDAYOFF!

でも例の氷瀑もここ一週間くらい足を運んでいないし

様子を見に行くことにしました。(結局仕事か!)

でも今回はあいぼー付き。

たまたまボウズと休みが会ったので連れていくことに。

ふだんから彼は”氷瀑”という言葉をよく耳にしているせいか

よく”ひょーばく”と口にする。

きっと”ひょーばく”という言葉を発する五歳児は世に稀だろう。

ということで親子DEひょーばくへGO!



















昨日の雨から打って変わってすきり晴れた!

寒気が入って霧氷の森へと早変わり。

ボウズも思わず”きれー!”とうなる。

道中多少疲れは見せたものの良く歩いた。


男の子は”道具”が好き。

「これを持つと無敵になれる」とストックを授ける。

どうやらこれが気に入ったらしく終始なにかと戦いながら進んでいた。

そしてほどなくひょーばくへ。

大人の感動するようすとは違う、何か息をのむような、整理するような

そんな静かな驚きをしていた(ように親からは見えた)

でも空腹には勝てず早々に昼食。



冬の森でカップ麺を食べる、そのうまさに気が付いた五歳児。

そう何事も論より証拠、百聞は一見に如かず。

この子がいったいどんな風に今日の体験を心に刻んでくれたのか、

それは随分後になってわかることなのかもしれない。

けれど悪い体験ではないだろう。

僕にできることはきっかけを作ること。

我が子にもお客様にもそれは同じ。

なんにせよ、下見とはいえ

久しぶりにゆっくり親子みずいらずできて満足。

さて、明日からもがんばるぞ~!!

2018年3月7日水曜日

満開の白華

今年の冬はよく冷えた!2週間前までよく口にしてたセリフ。

とある気象予報士によるとこれだけ寒い日が続くのは三十数年ぶりの寒さだとか。

でも3月に入ってから、いや、2月の最終週辺りからなんだか急激に暖かくなった。

それまで日中マイナスが当たり前の濁河もプラスになる日が多くなり

しまいには雨が降る始末。しかも大雨。

冬なのに雨量規制で通行止めとかありえない事態も発生。

まさに、唐突に冬は終わりを告げ猛ダッシュで、いやむしろ、

ヘッドスライディング張りに春がものすごい勢いで滑り込んできた。

そんな感じです。

でもね、冬と春のこの中途半端な時期にこそ

素晴らしい瞬間がやってきたりするのです。

今回たまたますごーく偶然に良いタイミングで登った位山。

大雨のあと、そんなに強い寒気ではなかったけれど冷えた模様。

北西風の強く吹く尾根では霧氷が枝葉を覆いまるで白い花を咲かせたような光景。

午後になって天気が回復し、そのタイミングで山頂に出た。

そこにはおとぎ話の世界のようなメルヘンチックな光景が!

辺り一面真っ白。風もない音もない空間に

絵画のような白い花を咲かせた木々。

青空の向こうにはこれまた純白の白山。

この光景、涙が出そうです。

登山前に水無神社に参拝したのがよかったのだろうか

なんとも粋な神様の仕業か。

僕はまた一段と飛騨の魅力のとりこになってしまった。

小坂に限らず飛騨の自然には相変わらず感動させられます。

この地に根を下ろし暮らすものには空気のような存在で

意識をして近づいて、触れてみなければ気付かないその美しさ。

住んでいる人にこそ知ってほしい。

この素晴らしい習慣を。

訪れる人には少しだけ見せたい、でも何度も違う瞬間を見せたい。

僕たちの誇るこの飛騨の自然を。

そう思いました。






2018年3月4日日曜日

氷瀑探訪


 最近ではお陰様で冬のガイドも回数が増え

2月はほとんど滝の案内に明け暮れた。

倉ケ谷の氷瀑は多くの人に感動を与え、

何度も足を運んでいる僕らガイドでさえ

毎度毎度感動させられた。

でもやっぱりココロのどこかでまだ見ぬ氷瀑に出会いたい、

あの滝の冬の姿を見ていたいという欲求にかられていた。

やっぱり僕は御嶽山とそこに流落ちる滝が好きだ。

だからできるだけたくさんの表情を見たいとも思う。

しかも自分自身の足で現地に赴き自分自身の目で見たい。

この冬は忙しすぎてなかなか時間をかけられなかったけど

少しづつ、ちょっとづつ自分の引き出しを増やすためにてくてく歩く。

新たな感動の瞬間を求めて。

それを自分のものだけにしない、

感動を共有することにガイドとしての意義がある。

現場でしか体験できないからそこに連れていく方法を考える。

それが楽しみ。

これからも探訪は続くんだな~。一生探訪。です。