【初日】 雨予報通り終日雨。道の駅みなかみにて車泊
【2日目】 雨のち曇り予報。白毛門登山口を9:00に出発。常に雨に降られ湯檜曽川出合(魚留滝ゴルジュ上)にてビバーク
【3日目】湯檜曽川遡行、峠沢出会いより鉄塔巡視経路を利用し旧国道291号を下山。
今回の遡行は当初1泊2日で朝日岳まで抜ける予定でいたが雨の影響で遡行自体は1Dayとなった。
残念ではあったが秋の沢遠征初となる停滞の経験もこれもまた有意義。無駄なことなど一つも無い。
AM6:17 湯檜曽川本谷を魚留滝ゴルジュ上より遡行開始する
白樺沢出会 |
これより上流は本谷もナメ床が断続的に表れ美しい。ただ日の出前だけに水は冷たく寒い。
白樺沢を越えて最初の滝(2m程度) |
3段30m程度のナメ滝 |
ウナギ淵入口 |
ウナギ淵ゴルジュの屈曲部にある10m滝 |
ひょんぐり滝 |
ゴルジュの奥になにやら滝が見える。 |
その終点には8mのチムニー滝がとん挫。腰までつかりながらゴルジュを前進。細かいスタンスではあるが問題なく滝上には降り立つことが出来た。
8m滝を巻き上がるの図 |
増水の影響で2段目の登攀開始地点は激烈シャワーの中。ソッコーで左巻き決定。
1段目より大巻。途中のルンゼを詰めるも行き詰まりトラバース。激烈藪漕ぎで滝頭に出る。
抱き返り滝(2段20m) |
チムニーの最後にチョックストーンがあり乗り越すのが若干厄介。
AM7:46 七ツ小屋沢出合。本谷は曲り小滝をかけているので間違わない。
進んでいくと七ツ小屋沢に20mの滝が見える。間違えて登っても行き来できる。
いくつかの滝を越えていくと名物の10m滝にAM8:02に到着。
覚悟を決めレインのフードをかぶって滝身に取りつく。あとは瀑水を浴びながら滝の裏側のテラスを左上。左壁の登攀はホールド・スタンス豊富で登りやすい。
AM8:31赤茶けた岩質の2段滝に到着する。直登も可能だが右から入る枝沢より高巻く。
比較的大きく巻くが踏み跡は明瞭。落ち口に降りる際急傾斜なためスリップには注意が必要。
この滝を入口に大滝まではゴルジュ。途中深いヘツリもある。
AM8:42核心部の大滝(2段40m)に到着。狭いゴルジュ帯の中に鎮座する威風堂々たる風格に圧倒される。1段目は難なく登れる。2段目はテラスを少し下流側にトラバース。ぬめりが気になるが特に難しいところはない。確保視点やランニングも取りやすく確保した方が無難。あとは枝沢を登り落ち口めがけて続く草付の踏み跡をたどれば簡単に落ち口に立つことが出来た。
AM9:29峠の沢&鉄塔巡視路に合流し本日の遡行を終了した。
PM14:30白毛門駐車場に到着。沢よりも登山道歩きの方が長い今回の日帰り遡行となった。
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