2022年9月19日月曜日

白山の秘蔵っ子・百四丈の滝

 この滝を知ったのは2016年。はじめて来訪したのは2018年。それ以来なにかと縁があるその滝の名は百四丈の滝。2022年はプライベート&お仕事含めて3回も来訪!氷の滝壺はもはや冬の白山の代名詞なのでは??きっと2023シーズンも行くんだろーな。

氷の滝壺だけでも高さ10mはあるかな~

天池で吹雪かれてビバーク。翌朝は最高のご来光が待っていた。


笛吹川東沢カラ沢~鶏冠尾根下降

【日にち】2021年10月20日・21日
【場 所】笛吹川東沢カラ沢~鶏冠尾根下降(2級)
【メンバー】カイヤマさん・クマ


年に一度の恒例行事。男二人の沢旅。始めた当初はガツガツ攻めていたけど今はしっぽり系がすっかりお好みなこのペア。今回は当初計画よりも伸びに伸び、なんと10月下旬に突入!もはや沢登りシーズンを脱したのでは!?と思うほど朝晩は極端に冷え込むじゃないですか。そしてしまいには予定日は中部山岳では冠雪予定。こんな状況ではありますが楽しんで行きましょう!ということで今回の行先は冬型の気圧配置でも晴天率の高い奥秩父へ決定!
自分自身東沢はもう3度目。慣れ親しんだ!?西沢渓谷遊歩道を行く。紅葉の時期のためか平日にもかかわらず人出は多い。東沢といえば釜の沢が最もメジャー。他には鶏冠谷も良く登られているみたい。
そんな中、今回はかな~りマニアックなカラ沢をチョイス。ガイド本でたまたま目にしてスラブ系&森系、大人のオヤジタビにはぴったり。ちと渋すぎかなとも思いながらも帰りに鶏冠尾根(山梨100山の最難関鶏冠山)を下山路に設けることでちょっとしたスパイスを利かせてみた。
東沢の流れは相変わらず綺麗で秋の沢歩きにはぴったりの明るい渓相。初日はのんびりと釜の沢出合手前をBPとした。薪も豊富で盛大に焚火を楽しんだ。
翌朝釜の沢に入渓、魚留、千畳のナメ、両門の滝などの名勝を観光気分で通り過ぎ、広河原でカラ沢に出会う。
文字通り水流が無い沢筋を本当に大丈夫かな?と心配になるくらい遡るとようやく水流。入り口の5m滝は直登した。その後谷は一気に滑床に代わり終始ナメナメ。ただしナメは全て苔とミズゴケに覆われまー滑ることといったら。もう快適とは程遠いヌメリ地獄。だましだまし高度を稼ぐ。終盤の大滝丈夫ではベルグラが張っておりもはや水際には近づけない。沢登りというよりアイスによさそうな渓相。
ぶつくさいいながら登っていき、いよいよ詰め。忠実に沢を詰めて木賊山に登ってもいいが今回は鶏冠尾根が目的。ということで適当なところで遡行を打ち切り尾根を越え鶏冠尾根に取りつく。
下山路は意外と明瞭ではあったけど落ち葉で良く滑る!ぐんぐん高度を下げるというよりアップダウンが多い印象。鶏冠山のピークは展望が良い岩稜でそこからしばらく下ると15mほどの断崖、ここでこの谷初めてのロープを出す。懸垂は15mいっぱいで基部まで降りることができた。そこからは鶏冠尾根まで多少のルーファイは必要ではあったけどおおむね明瞭な道がついていただのでただひたすら下る。一般道ではあるけれどあまり整備されてはいないのでやっぱり登山道としては危ない印象だった。
鶏冠谷へ下ればあとは東沢の合流点まではすぐ。これでラウンドトリップ完成!

晩秋のカラ沢は正直遡行価値は低く、かといって盛夏に再訪したいと思えるほどのものでもなかった、むしろ下山の鶏冠尾根は適度なスリルが楽しめたのでそちらの方が楽しかったかな、まぁなにより今回は盛大に焚火で楽しんだことが一番か。いずれにせよ今回も良い沢旅でした♪


カラ沢の様子。全体にぬめぬめ。
鶏冠尾根の下りは楽しい岩場が続く




2022年9月15日木曜日

大田切川中御所谷

【日にち】2021年10月4日(日帰り)
【場 所】大田切川中御所谷本谷(3級上)
【メンバー】ホラくん・クマ

自身二度目となる中央アルプスを代表する秀渓、大田切川中御所谷。今回はばっちり紅葉のタイミング、そして快晴!明るい花崗岩の沢にはこれ以上ないコンディションで臨めました。前回はリードで、しかも気合だけでランナウトしまくりのクライミングでの遡行で、緊張感に押しつぶされそうだったけど今回はホラくんが終始リード。セカンドだとこんなにも精神的に違うものかと思い知ったのでした。これもまた学び、そしてひそかに老いを感じるのでした・・・。













王滝川鈴ヶ沢東俣~中俣下降

9月のシャワクラシーズンを終えようやくプライベート沢シーズンに突入です!例年ならこうなりますが今年はコロナの影響で9月半ばから割と時間がある。そのため毎週のように沢にてかけられると言うなんとも幸せなシーズンでした。(会社経営的には完全にダメダメですが)
そして今年は沢大好きスーパー助っ人ホラくんが長期滞在していることもあって積極的に御嶽の沢も攻めた。今回は長年リストに上がりながら近いからいつでも行けるだろうと、毎回繰り越しされていた名渓の誉れ高い鈴ヶ沢へ。ナメ主体の東沢は明るく開けた谷。兵衛谷の陰鬱な感じは無く終始開放的で心地よい、とにかくずーっとその癒し系の景色に感嘆!時が経つのを忘れてしまうほど。そして特筆すべきはそのナメ滝の秀麗さ!「ここやべーんじゃない!?!」となんど顔を見合わせた事か。そう、そこはナメ滝パラダイス!適度な傾斜に深い釜。そしてとてつもない透明度と水の冷たさ。この季節には御免被りたいですが夏にここに絶対滑りにこよう、そう固く誓ったのでした!

【日にち】2021年9月29日(日帰り)
【場 所】王滝川鈴ヶ沢東俣~中俣周遊(2級)
【メンバー】ホラくん・クマ

集落を外れて林道ゲート手前にに駐車、と思いきや伐採作業の邪魔になりそうなので200m手前の退避場に駐車。そこから入渓点まではひたすら林道歩き。途中大崩れはあるものおおむね歩きやすく入渓点までは1時間程度で行けた。

最後の橋から入渓したがすぐに大滝が現れる。この大滝は2段構成。1段目はシャワークライムで直登も出来そうだったけど寒いので右から小巻き。
帰り道、中俣に降りる手前、伝上川の大崩れ(御嶽西部地震の際の大規模な地滑り発生点)によってできた更地から見上げる御嶽山は秀麗でここに一泊したいと思えるような場所でした。そこから下降路の中俣へは激やぶ漕ぎ。身の丈以上のクマザサと足元の倒木には閉口した。中俣は平凡でぐんぐんくだると一か所だけ滝に阻まれたがクライムダウンでこなせる程度。あとは中俣橋からひたすら林道を車まで戻るだけ。

東俣が素晴らしすぎるだけにアプローチと下山路に問題あり。なんかいい方法ないかな~と思わずにはいられませんでした。とにかく来夏はウォータースライダー祭りに来るぞ!





































2022年1月14日金曜日

南アルプス・鳳凰山・野呂川シレイ沢

【日にち】2021年9月27日(前泊・日帰り)
【場 所】野呂川シレイ沢(3級)※実際の印象は2級
【メンバー】ヤマP・ホラくん・クマ

まん防&緊急事態宣言の影響で仕事がなくなったので(それを口実に)この秋はがんがん沢登りへ行ってきました!思えばこの仕事始めてからせいぜい年に1回遠征できればいいほうだったな~。てなわけで今回は沢登を始めた頃より目にしていたその名前。小坂ではほぼお目にかからない(椹谷水系孫八谷付近で見られる)花崗岩で構成された谷。一般的には花崗岩はフリクションが良く、ラバーソールがバチ効きの印象。ただ、晩秋、かつ、西向きの渓をなめていました!!

夜叉神峠(駐車場)に前泊。今回は時間もないので日帰りでサクッとこなします。メンバーはいつものヤマPに加え、夏のスーパー助っ人ホラくんも参戦。
朝一の広河原行のバスはほぼ満車、その中でご老人が人込みをかき分けながら料金収集していた。(現金)シレイ沢橋で下車したのは僕らだけだった。
橋のたもとでそろそろとおのおの準備。しっかしまぁ、朝日が昇らないので寒い!「本当に今から沢登るのかよ~」って始まる前はいつもそうなんですけどね。
さてと、入渓はシンプル。シレイ谷橋から懸垂下降1発。後にも先にもロープ使ったのはこの1回だけ。30m持ってきたけど意味なかったなー。


入渓直後の連瀑帯。まさかこの傾斜でずーっと最後までとはこの段階では思ってもみなかった。最初のとっかかりの滝を左から巻き気味に登りいっきに堰堤まで右岸を登る。水線通してみるもヌメヌメ、もうすでに酷なレベル。

ここらあたりは基岩が黒くて花崗岩な感じではない。だから滝つぼには上流から流れてくる花崗岩の砂で滝つぼが白いのが特徴的。傾斜のゆるめなナメ滝を文字通りナメてかかったらヌメリにやられてひやひやしながら前進フリクションで辛くも抜ける。ここで確信。「滝の直登は今日は無し!」

下流部は滝のオンパレード。多段の滝が多い印象だったけど時折端正な直瀑もあらわれ目を楽しませてくれます。巻はどれも明瞭で危険なところはほとんどない印象だった。数年前のレポでは谷がずいぶんあれて倒木だらけと聞いていたので実際に行ってみるとそんなに倒木の印象は無く、むしろすっきりしていたのできっとこれは
ここからはしばらく滝・滝・滝をお楽しみください。









標高2000m付近から渓相が変わります。そう、花崗岩がようやくお目見え。岩は黒くて、おまけに西向きの日の当たらないうっそうとした針葉樹林帯を抜けてきたのでこの開放的で白い沢床にちょっとテンション上がります。



2段30m滝は観光スポット。これぞ花崗岩の滝!って感じのキレイな階段状の滝でした。

そして2段30m滝を左から越えるとお待ちかね!この沢のハイライト、「まるで王様のような滝」と描写されるような名瀑・白い滝30m(王様のわりに貧相なネーミングですな)まじかにそれを見ると王様より女王様的な印象。確かにステキな滝であり、間違いなくこの谷の白眉。ただここの巻きはあまり美しくなかった。左から小さく巻きたかったが花崗岩の風化したような基岩にうっすら土壌が載ってるもんだから滑る滑る。割と傾斜もあるので落石にも注意が必要。思っていたよりも高く巻いて落ち口に降り立つ。


白い滝の上流はまー、特筆すべき滝は無し!奥の二股以降は水も枯れ岩質もボロボロ。1か所オーバーハングのボロ壁を登るのにホラ君のお助けヒモのお世話になった。高巻きしたヤマPは結局降りられず大巻きする羽目に。その先で谷はほぼ壁になり直登は困難なので右岸巻き。ただこれが岩雪崩の痕跡なのか激しく沢沿いの森林が崩壊していて登りにくく地獄の高巻きを強いられた。巻き終えるさらに沢は傾斜を増し、おまけにざれざれで登れたものじゃない。そのまま樹林に逃げるも稜線まではずーっと急傾斜しかも足元はグザグザ。もう勘弁してよー!となってもまだまだー!おまけにガスってきたしいいとこ無しですわ。

稜線にたどり着くと紅葉が目を楽しませた・・・、とうよりままず感じたことは、あーしんど。一応ピークである観音岳をピストンし、昼食。ぼーっと晴れるのを待ちながら過ごしたけれど結局景色は望めなかった。そうなれば長居は無用!下山口の夜叉神峠目指して駆け下る。けどまたこれが長い!半ば辟易しつつもゴールしたときには達成感で満たされたのでした。