随分と間延びしてしまいました。
久しぶりに書いたこのブログ。
おっ師匠さんからの一言がきっかけでした。
「熊崎さん、山へよく行くでしょう、記録を毎日つけなさったほうがいいよ。ぼくはね、山に通っとるころは一日の行程図や行動の記録を大学ノートの1ページを使って記録してきたんですよ。その他日常のことは大学ノートの1行に一日行、ひとこと書いているんですよ。」
と、御年74の仙人が僕に教えてくれました。
マスターの教えに触れ、僕もちゃんと備忘録を残そう、決して誇るわけもなく
ただ日常を書き綴る日記のように、僕の足跡を記録に残して行こうと決心しました。
今までの備忘録に引き続き、熊の山旅を大なり小なり記録していきます。
H30年2月 飛騨御嶽山(継子岳)
連日の氷瀑ツアーの疲れなどどこ吹く風。
山が呼んでいる以上行かないわけにはいかない。
今回はやっさん、へいちゃんと3人で厳冬期御嶽山での雪訓となりました。
AM9:30、いつものVCに集合。ただ今日は仕事ではなくプライベート。
なんじゃかんじゃと準備に”てこずり”出発したのは10時過ぎ。
今回一番の”核心”ともいえる静岡育ちのヘイちゃん運転。
登山口までの道のりは辛くも無事に完結。
やっと平和な登山ができると早くも胸をなでおろす。
今日はせいぜい8合目までと決め込み行動なので12時スタートでも気持ちは楽。
遅くとも16時にはテントで宴会。そんな目測をたてていたが甘かった。
湯の花峠手前までは埋もれているもののトレースもしっかり歩きやすい。
しかしその先草木谷からの吹上でトレースは完全消失。
その後も雪は少ないものの中途半端なモナカ状。
一歩が沈む苦しい登りが4時間半!
日も暮れ体力も尽き果てそうなので8合目を待たず
適当なところで寝転がりたい欲求を抑え
なんとか8合目お助け水付近まで到達。
そそくさとテン場を整地しテントを張る。幸い風は弱い。
とはいえ標高2400m、日没まぢかになり一気に気温が下がる。
冬の山の夜は寒い。さっそくテントイン。
シュラフに足を突っ込みバーナーに火をつければそこは快適空間。
コッヘルに雪をぶっこみ水をひたすら作る作業から始まり、
夕飯のやっさん特性ラーメン調理まで絶えず火を使うのでテント内はホカホカ。
調理中も睡魔に襲われながらも食欲には耐えかねず
ボーっとしながら出来上がりを待つ。
出来上がったラーメンのうまいこと!
やっぱ冬は煮込みラーメン(ひき肉入り)がサイコーだね。
※やっさんの手料理は山でも里でもお世辞抜きにウマイ!!!
飯を食ったらそっこー就寝。
そう、余分なエネルギーは使わないほうが良い。
ちなみにテント内の気温は地面付近でマイナス8度。
比較的暖かい。(むろん日常生活ではありえんけど)
時刻は20時を回る。翌朝は6時行動開始。
山の生活の中ではこれでも”遅寝遅起”。
風もおとなしく快適な夜。
でも家の布団で寝るようにはいかなかったことは言うまでもない。
あくる日、目覚めて身支度を整える。
ぬくもりの残るシュラフから這い出てオーバーズボンを一気に穿く!
気合のいる瞬間だ。
あとは迅速に朝食を済ませテントと不要な荷物はデポって稜線を目指す。
ツボ足×アイゼンで30cm沈。
決して楽ではないが森林限界まで行けば楽。
途中振り返ると白山はじめ西面は晴れ渡り高山盆地は雲海におおわれていた。
この時間帯だけにみられる絶景に感動しながら目の前の”課題”に向かう。
今年の着雪は”にすく”(飛騨弁であまい、ちゅうとはんぱなどを意味する)
ハイマツは埋まりきらず踏み抜くことも多々あり。
2時間かけてようやく稜線。
昨日の行程も含めると実に6時間半。実に過去最長。
深雪ラッセル×カチカチバーンを想定しての厳冬期御嶽
結果はモナカ×ズボズボでちとしんどい登山でした。
稜線にあがったあとも雪の少なさにびっくり。
吹き溜まりにはしっかり積もっているけど斜面の着雪はイマイチ。
ここから増えるのかな~。
正午を過ぎ西風も時折体をゆする強さになってきた。
軽い昼食を済ませ下山。
テントを回収し登山口に降り立つ。
帰りの核心、へいちゃんのドライビング・ダウンヒルも卒なくこなし
無事に全行程終了。
ツアーシーズンまっただ中での御嶽山。
無理やり作ったオフ。今回も貴重な体験だった。
やはり魂はここにある。
御嶽山、こころのやま。
冬にもう一度こよう。
また違う表情に出会うために。
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