おかげで今シーズンの冬のガイドはあまり出番なし。正直運動不足です。
どこか体を動かしに行きたいな~、かつ、冬山も全然登っていないな~ということで行先決定。
思い立ったら御嶽山。アプローチ1時間で登山口って、つくづく恵まれた立地に住んでますよね。
今日はガイド仲間のやっさん、まさこさんに加え、御嶽山をキーにつながったお二人と総勢5名。
久しぶりに賑やかな登山と相成りました。厳冬期とはいえほぼ無風、かつ気温も高いという
恵まれたコンディション。森林限界までは夏道を忠実にトレース。
森林限界からは夏道をはずし継子岳稜線へ向けて急登。固い雪面にアイゼンサクサク食って超快適♪
稜線へ抜けると北西の風が強く吹き抜ける。真っ白な雪化粧の摩利支天山が白く輝きかっこいい。
やっぱこれだね~。苦労して辿り着いた稜線で目の前がパーッと広がるこの快感。やめられませんね。
景色を愉しんだら即下山。登ってきた急斜面を今度はスリップに注意しながら慎重に下山。
「滑ったらとまんね~な」とやっさん。少し傾斜がゆるんだところでシリセードをトライ。
制動を掛けているが固い雪面なので加速していく。
ここで事件が起きた
これ以上は危ないというタイミングで身体を反転してピックを地面に突き刺し体を止めることはできた。
ここまではうまくいったが・・。コロコロコロ・・・・。テルモス転がってるやん。しかも谷底めがけて。
ザックに外付けしていたテルモスは反転した衝撃で飛び出したよう。
「山の神さまに受け入れられるためには大事なものを何かひとつ失うんだよ。」
そんな話を最近聞いたなと思いだし、「山の神さまへの供物だね。」という事で解決!
きっとメンバーの誰も滑落せず無事にけがもなく下山できたのはやっさんのテルモスのおかげだ。
GoodBye テルモス! ThankYou テルモス!! 君を忘れない。
いや~しかし気持ちの良い登山でした。でも天気が良かったからなんとか無事に行きかえりできたけど荒れてたら地獄だろうね。
冬山でも夏山でも気象遭難は避けられる。天気が悪い、荒れた日にはいかなければ良いだけ。
命は大事に楽しくいきましょう!!
継子岳稜線へ直登 |
まぶしく輝く摩利支天山(継子岳稜線より) |
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